【企業】平均12.2%の給与引上げ・初任給引上げ
牛丼チェーン店すき家などを展開するゼンショーHDは3月7日、正社員1,239名を対象に平均12.2%の給与引上げと、初任給引上げを行うと公表した。給与引上げ額は過去最高、ベアは12年連続の実施であり、直近3年間(2022年~2024年)の累計賃上げ率は27.2%となる。 また、同社は 2030 年まで継続的なベアの実施を労組と合意している。初任給は大卒の場合、28,000円のアップで250,000円から278,000円となる。
https://www.zensho.co.jp/jp/company/news/resource/pdf/2024roushi.pdf
【企業】初任給を6万5千円引上げ
家庭用ゲームソフト開発大手カプコンは、来年度から新卒の初任給を現行の23.5万円から30万円に引き上げると公表した。初任給引き上げに合わせ、現在在籍している正社員(2024年度新入社員含む)においても、将来を支える人材への投資として、特別一時金を支給する。また、今年度は平均5%を超える昇給を予定している。
【企業】人事制度を刷新
自動車メーカのスズキは3月8日、「個の成長」の加速と「個の稼ぐ力」の強化を目的として4月から人事制度を全面的に刷新すると公表した。ポイントは、職能資格制度の導入、業績と職務能力の向上は別々に評価する評価制度の見直し、60歳時点の業務と給与の維持、初任給の大幅引上げにより若年層からの賃金カーブの立ち上がりを改善。引上げ率は約12~14%となる。
【企業】初任給を最大1万6千円引き上げ
全日本空輸(ANA)は3月12日、2024年4月以降の初任給を全職掌を対象に最大1万6千円引き上げると公表した。昨年4月に続き2年連続の引上げとなる。客室乗務職は今回の全職掌の中で最大の1万6千円を引上げ、本年4月から学卒で210,221円となり、引上げ率は8.2%。グローバルスタッフ職は、採用競争力の強化のため、2023年から3年連続の引上げ。2025年度入社は学卒で25万円となる。
【セミナー】給与計算の基礎実務講座
神奈川県労働福祉協会は「1日で学ぶ 給与計算の基礎実務講座!」をオンラインで開催する。担当者が熟知すべき給与計算に係わる知識や実務を基礎から解説し、実際に演習を通して知識と実務上の注意点を確認する。令和6年税制改正による所得税の定額減税や、今後の扶養控除等の見直しについても情報提供する。さらに、4月からスタートした”賃金のデジタル払い”や給与計算に必要なマイナンバーについても解説するなど、給与計算の実務の習得と同時に、昨今の改正等最新情報を紹介する豊富な内容となっている。開催は4月19日10~17時。Zoomウェビナーでオンデマンド配信は終了後2ヶ月。受講料は1万5千円。