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仕事のすすめ方 No.47

6-5.三現主義

三現主義とは、仕事をするときに「現地」で「現物」を観て「現実」によって判断する仕事のすすめ方をいいます。

 

たとえば工場の製造ラインで起こった不具合について、遠くはなれた本社の会議室で報告を受けたり、原因を追究したり、対策を検討したりしようとすると、そのためにわざわざたくさんの資料をまとめ、報告をするために現場の関係者がゾロゾロと本社の会議室まで出張して、まとめられた資料をもとに議論をすることになります。

同じことを三現主義で実行すれば、報告を受け、原因を特定し、対策を承認する責任者のみが、現場である工場に出向けばよく、現物の製造ラインやモノそのものをその場で確認し、原因を追究し、対策を検討、決定できます。

 

そのための準備はすべて不要になりますし、第一現場で現物を当事者が必要な方向から観たり、触れたり、動かしたりすることで、より一層現実を認識できるのです。

 

この考え方を実践することで、効率的により真実に近づくことができるのです。