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仕事のすすめ方 No.48

6-6.QCD(キューシーディー)

QCDとは、Q(Quality、品質)、C(Cost、コスト)、D(Delivery、納期)の頭文字をとった言葉で、モノづくりで重視される3つの要素のことです。品質を高め、コストは抑え、納期を守ることが、お客さまの満足度向上に繋がります。

 

この考え方は、事務職の仕事も最適化することができます。QCDの3つの要素を仕事にあてはめると、Qは「仕事のクオリティ」、Cは「仕事にかかるコスト(時間・費用)」、Dは「仕事の納期」とおきかえることができます。要するに、

 

  • 「どのくらいのクオリティが求められる業務か?」
  • 「どのくらいのコストをかけるべき業務か?」
  • 「いつまでに終えるべき業務か?」

 

と意識することで、「クオリティを担保しながら、コスト(時間・お金)をかけすぎることなく、期限内に」成果物を後工程に渡すことができます。

 

ただし気をつけなければいけないのは、3つの要素はトレードオフの関係だということです。たとえば、コスト(時間・お金)を小さくするもっとも簡単な方法は、品質を犠牲にすることです。また品質をあげようとするとコストが増えますし、納期を短縮しようとすると品質がさがったりします。

 

3つの要素の中では「品質」が1番優先されます。「品質」が顧客の求める水準に達していなければ、コストや納期が担保できていたとしても、お客さまには満足していただけないからです。

 

このQCDの考え方もムダ取りの着眼点とすることができます。この考え方もぜひ理解して仕事で使えるようにしておきましょう。