【厚労省】「職場における化学物質等の管理のあり方に関する検討会」報告書を公表
厚生労働省の「職場における化学物質等の管理のあり方に関する検討会」は、6月19日、化学物質管理に関する規制の見直しについて報告書をとりまとめ、公表した。ポイントとしては、労働者のばく露防止対策等を定めた化学物質規制体系を、化学物質ごとの個別具体的な法令による規制から、以下を原則とする仕組み(自律的な管理)に見直すことを基本的な考え方としている。
- ばく露濃度等の管理基準を定め、危険性・有害性に関する情報の伝達の仕組みを整備・拡充する。
- 事業者はその情報に基づいてリスクアセスメントを行い、ばく露防止のために講ずべき措置を自ら選択して実行する
厚労省はこの報告書を受けて、速やかに労働安全衛生法に基づく関係法令の改正の検討を進める方針。
【経産省】「DX時代における企業のプライバシーガバナンスガイドブック」を更新
経済産業省、総務省は、6月19日、「DX時代における企業のプライバシーガバナンスガイドブックver1.1」を策定した。デジタル化の加速により、パーソナルデータの利活用において、プライバシーへの配慮はますます重要になってきており、プライバシーガバナンスの構築は不可欠である。その実践にあたって、参考となる具体的事例を更新している。