起業してみて
なにが以前と変わったか考えてみた。
まず、当然だが働く時間が変化して、好きな時間にはたらくようになった。多数派のクライアントさんにあわせ、カレンダーは土日祝祭日を基本休みにし、平日は9~17時を基本にしている。しかし気分がのらないときは、途中でやめてしまうことも多い。逆に土日でも仕事が気になればしている。
なので、週末が待ち遠しくなくなった。会社員時代は金曜日も午後になると、ほぼ仕事はうわの空で、だれとどこへ飲みに行こうかとか、今晩の晩酌はなにを肴にしようかなど、そんなことばかり考えていたが、そういう楽しみはなくなった。
そういう意味で公私とくに仕事とプライベートの境はほぼないといっていい。いままでは休みにしか行けなかった床屋や買い物などは、休みに行くとこんでいるので、意識的に土日は外すようになったし、週末食料品などをカミさんと買いに行くのもめんどうになると、月曜日に店主がサッと買い物してくることもしばしばだ。
洗濯は完全に店主の担当になった。あまりためると1回の量が多くなってしんどいので、最低週に2回、できれば3回している。わが家は直立歩行ができるロフトがあり、そこが物干しスペースになっているので、基本部屋干しで、時間帯を気にせず洗濯ができるので都合がいい。
考え事をする時間は圧倒的に増えた。まあ仕事のアイデアをふくらませている時間も結構あるのだが、それ以上にいろいろなことを考える。
同じように音楽を聴く時間も増えた。いちばん好きな音楽のジャンルは50年代の全盛期時代のジャズなのだが、最近はジャズ以外のジャンルも、耳にして気に入ればなんでも聴くようにしている。また仕事中は基本的に音楽はかけっぱなしである。
それからなんと!15年以上わずらっていたアトピー性皮膚炎が直りつつある。これまでも夏場は湿気があり、冬場にくらべれば楽だったのだが、それでも抗生物質入りのクリームは欠かせなかった。それが今年の夏は使わなくてもよくなったのだ。
思い返してみると、アトピーを発症したのは課長になった年だったような気がする。おそらく管理職に昇進して、トランジションがうまくいかず、仕事も会社員時代でいちばん忙しい時期だったので、ストレスがたまってアトピーという形で出てきたのだと思う。
いまの生活はほとんどストレスを感じることがないので、それがアトピーが直った理由のような気がする。
昼寝も完全にタイムテーブルに組み込まれた。昼食後1時までは昼寝タイムである。午後の生産性にかなり効いている気がする。
これからチャレンジしたいこと
会社員時代は、社内にやりたいことを見つけて、仕事化して取り組んでいたが、いまはクライアントさんが乗ってこないとそれはできない。なので、仕事以外でチャレンジしたいことを探している。
まずは、仕事部屋が欲しい。いまはリビングの一角にデスクをおいて仕事をしているのだが、Webでのミーティングが多く、できれば機材などを充実させて、快適な環境でWebミーティングをやりたい。これからの時代必須の環境である。
イメージとしては、カメラとモニターそれからマイクを独立した高性能機にして、大臣や首長さんがやっているような、机の向こう側に大画面のモニターを置いて、相手の顔を映し、デュアルモニターのもう片方には、資料を移すような固定式のWebミーティングシステムを入れようと考えている。
それには、息子が早く就職先の寮に入って、息子の部屋があけてもらう必要がある。来春に向けて、機材の研究をしていきたい。
自らの環境だけでなく、これからはクライアントさんのWebミーティング環境も重要だと考えている。機材の設定や選び方などで、イマドキのWebミーティングはおどろくほど快適にコミュニケーションがとれる性能を持っている。
しかしながら、そのコツやちょっとの投資で環境がつくれるのを知らない人が結構いるのである。そこを工夫しないばかりに、「やっぱり対面でないと…」となってしまうケースが結構多いのである。
ポイントは、カメラの位置とマイクの性能である。とくに1対多数のミーティングで、多数側の声や画像が聴き取りにくかったり、カメラが話者にフォーカスしていないとストレスがたまる。ここらへんを研究してクライアントさんにアドバイスできるようにしていきたい。
Webの話とかぶるかもしれないが、DXについても自分なりに研究し、DXも含めたコンサルができるように勉強し、研究していきたい。DX自体が付加価値をうむわけではないが、顧客価値を高めるうえでは必須の装備であり、どのようにビジネスにインストールして顧客価値を高められるか、といった視点でのコンサルが必要な時代だと思う。
起業して約5ヶ月、こんな感じで毎日過ごしている。