制度説明
今週は一週間かけて、札幌から福岡まで日本横断の旅をしている。クライアント企業さんの人事制度構築が終わったので、その制度説明を人事部長さんと同行しているのだ。
そのクライアント企業は、横浜にある本社オフィス以外は、営業所を持たず、全国にいる営業パーソンは全員フルリモート勤務で、自宅から営業先に出向くのだ。
全国に営業エリアが7つあり、そのエリアごとの月次のミーティングが月に1回開催され、エリアに散らばっている社員が集まる。そこにおじゃまして時間をとってもらって説明をしていくのだ。
今回の旅程はこんな感じだ。
9/5(月)羽田→千歳→札幌(説明会)・札幌泊
9/6(火)札幌→千歳→仙台(説明会)→横浜(自宅泊)
9/7(水)横浜→東京(説明会)→大阪(説明会)→福岡泊
9/8(木)福岡(説明会)→羽田
9/9(金)横浜オフィス(説明会)
9/13(火)横浜オフィス(説明会)
すでに北海道と東北、関東エリアへの説明を終え、大阪への移動中にこのBlogを書いている。今日は途中下車しながら、東京から福岡まで新幹線での移動である。
どの拠点も基本的にリージャスというコワーキングオフィスを提供している企業の会議室を借りて行っている。
会議室利用の時間以外にもビジネスラウンジを利用したかったので、今月1ヶ月だけためしに会員になってみた。利用料は5ヶ月未満の契約だと、1ヶ月あたり17,800円である。
これで、全世界にあるリージャス拠点のビジネスラウンジが使い放題で、コーヒーなどセルフではあるが飲み放題である。利用頻度が高くなってきたら、長期契約してもいい。1年契約だと、2千円ディスカウントされる。
会社員時代から人事制度を改定して、社員に対して説明することはなんども経験してきた。この説明だけは、やはり現地に行って顔を突き合わせてやる必要がある。今回もその必要性を痛感した。
若手社員から新給与への移行方法に対する質問を受けたのだが、われわれが考えた内容とは違う方法の方がいいのでは?提案を受けたのだ。
なぜそのような提案をしてくるのか、背景も理解しないまま、われわれが考えた移行方法の方が合理的でリーズナブルだという説明をし、一旦は納得してくれた。
しかし、先輩社員がその質問者の意図を最後に代弁してくれたのだ。その話を聞くと、質問をしてくれた社員のいっていることも理解はできるのだった。
もし、同じ説明をWebのみで行ったらどうであったろう。おそらく質問の意図を説明してくれるようなやり取りはなく、表面的なやり取りだけで終わってしまい、質問者側には不満だけしか残らなかったのではないか。
質問がしやすい雰囲気を作り出して話をしっかり聴くのも大切な仕事なのだ。
とくに現場の社員たちは、人事部門との物理的、心理的距離を感じている。なので、こういった理由で来たときなど、いろいろな話を聴いてほしいと思ている。話しを聴くだけでも、人事部門との距離感はまったく違ったものになるのだ。
この積み重ねが相互の信頼関係を作り上げていく。やはり人事という仕事は、しっかり現場に足しげく通うことが大切だとあらためて感じさせられた一件であったのだ。