新規受注
今月に入って2件の新規案件のお話をいただいた。どちらも単発のコンサルティング案件ではあるものの、当社の年間売上に占める割合は大きく、約4割を超える金額だ。オオタニさんではないが6月は絶好調である。
ひとつは今年1月に打診され見積りを送った案件である。先方の社内調整に時間がかかり、5ヶ月後の今月になってようやく具体的な契約のフェーズになってきた。店主も会社員時代は連結で2万人を超える会社にいたので、そこらへんの事情はよく分かる。
もうひとつの案件は、5月から人材ポートフォリオの整理をお手伝いさせていただいているクライアント企業からで、まもなく納品というフェーズに来て、せっかく整理して制度を変えるのであれば、一緒に報酬と評価の制度も将来を見据えたものにしたいとのお話をいただいたのだ。
ひとつ目の案件は、1月からジッと待ち続けていたので、ある程度想定はしていたものの、いざ契約という話になるとやはりうれしい。
一方でふたつ目の案件は、今週突然出てきた話なので、店主もビックリ!これぞ想定外である。
そしてさらにもうひとつ、2月に企業型DCを導入した案件の手数料収入が、今月から入金されるというメールが届いた。予定では7月からスタートだと考えていたので、ひと月早く入金するという。これもうれしい誤算である。
さっそく今期の売上計画をアップデートしてみた。すると今期はようやく通年で黒字化できそうなことがハッキリしてきたのだ。
とはいえ、売上げの半分近くがスポット案件なので、まだまだ安定的な単月黒字とはいかないのだが、起業3年目にして、ようやくの黒字化である。ホッとひと安心といったところである。
あわせて、損益分岐点なども再計算してみた。現状、店主は厚生年金保険料を上限まで支払っていない。安定的な売上げがないのでそこまで役員報酬を支払えないのである。一方で厚生年金の標準報酬月額は、将来の年金額にも影響する。
早く安定的な売上げを確保するようにし、最低でも上限の厚生年金保険料を支払えるようにしたい。それにはやはり、当初目指したフリーランスの人事部長としてクライアントに付加価値を提供する「専属人事パートナー」契約をあと2社と結びたい。
人組織の課題に真剣に取り組みたいと考えつつも、人事責任者レベルを自社で採用するほどではないような規模感の企業と、もっと積極的にコンタクトをとって行かなければ、と自身の行動を振り返った1週間であった。