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IVY Note No.107

ポロシャツ

夏のニートな着こなしに役立つのがポロシャツ。BDシャツのようにTシャツや下着をなかに着なくても、素肌に直接着ることができる。

 

このポロシャツ、名前からすると英国由来の「ポロ」競技が発祥のような気がするが、実はもともとはテニスウエアなのである。

 

現在でもアイビーにおけるポロシャツのブランドとして絶大な地位を築いているのが「ラコステ」。実はラコステとはフランスのテニスプレーヤーで、グランドスラムで7度も優勝している有名な選手である。

 

ja.wikipedia.org

 

このラコステがプレーの際に好んで着ていたのがポロシャツの原型といわれている。(諸説あり)

 

それではなぜ、ネーミングが「ポロ」シャツなのか?ポロシャツは綿のニットでできているが、ポロ競技のプレーヤが着用していたウエアがまさにこの素材なのである。なので、ポロシャツと呼ばれるからには、綿のニット素材でなければならない、というのがアイビー教科書的定義なのである。

 

この綿のニットであるが、その織り方には「鹿の子」と「天竺」の2種類がある。読者が一般的にイメージするのは「鹿の子」であろう。織物ではなく編み物であり、表面に凹凸があり、清涼感と通気性に優れているのが特徴だ。

 

 

一方Tシャツなどで一般的な織り方が「天竺」。薄く、横に対する伸縮性があり、通気性や肌触りがよく、吸湿性にも優れている。

 

ポロシャツのいいところはもうひとつある。カラーバリエーションが豊富なところだ。ほかのアイテムは足元まですべて同じでも、ポロシャツの色を変えて楽しむことで、グッとコーデの幅が広がる。

 

そういった意味でコーデの幅をコスパよく、大きく広げてくれるのがポロシャツなのだ。