アンケート
今週、6/14(金)に講師を担当したセミナーの参加者アンケートの集計結果が送られてきた。
セミナー終了時に資料配布と引き換えに記入いただく、いつものアンケートなので、質問項目は少ないものの、講師を担当させていただいた店主としては、貴重なフィードバックである。
質問項目は、満足度を5段階で選択するものに加え、講義内容に関するフリーコメントが3つ、そのほか次回セミナーや主催者の営業に関する質問が3つほどあった。集計結果は当然、回答者を特定できないように加工された状態で受け取った。
伝えたかったこと
セミナーの企画運営を担当してくださったファシリテーターからは、次のようなリクエストをいただいていた。
セミナーのサブタイトルは「時代の潮流を読み、経営・人事戦略として産業保健を活かすためには」。具体的なねらいとしては、「参加者が「これからの人事」を考えられるようになる。人事部長経験者から、産業保健師との連携についての良い事例をお伝えする」というものであった。
それを踏まえ、店主の方では資料に次のメッセージを込め、まとめてみた。
- 社員(会社)が成果を出すためには、産業保健は重要
- 現場を知ることこそ、人事の仕事の基本
実際の資料構成は次のとおりPPTで14ページにまとめた。
- 産業保健は人事の重要な専門性のひとつ
- 平成の30年間
- 昭和の人事vs令和の人事
- 時代の要請と攻めの経営
- 専門家との分業
- ヒンツァモデル
- 流行りもの人事の弊害
- 人事が学んでいないはウソ!
- 人事が仕事をするうえでのポイント
- 三現主義
- 専門性の身に着け方
- 未然防止で高付加価値の仕事へシフト
- インフォーマルネットワークは第3の情報リソース
- 人事の役割
アンケート結果
5点法で回答していただいた満足度は、参加者21名中「5:非常に満足した」が14名、「4:満足した」が7名と平均で4.7という結果であった。
すでに取引きしている企業の担当者がほとんどだったので、ご祝儀なのは間違いないが、それを割り引いてもみなさん好意的に内容を受け止めていただいたようである。
一方でフリーコメントで目立ったものは次のとおりだ。
- 昭和から令和という平成の30年間という流れで人事を見つめなおすことができた
- いままでなんとなく感じてきたことを言語化してもらった
- 三現主義、現場に赴く
- 専門性は課題解決を通して身につく
- 人事も予防医療の観点で
フリーコメントを拝見すると、話をした内容がおおむね伝わっていたと感じることができる内容であった。一方で伝えたいメッセージを簡潔な表現でズバリ表現されていたコメントはなく、内容が総花的になっていたかもしれない
やはり多くの参加者が、伝えたいメッセージをズバリな表現でコメントしてもらえるよう、もう一段の工夫が必要ということである。
セミナー講師は本業ではないものの、メッセージを伝えることは仕事のさまざまな場面で必要になってくる能力なので、もっと磨いていきたいものである。