サービス説明のむずかしさ
企業型DC(確定拠出年金)を弊社のサービスラインナップにくわえて、早いもので4週間が経った。
まずは、サービスラインナップにDCをくわえたことをみなさんに知ってもらわなければどうにもならない。とりあえずブログには書いたものの、読者はかなり限られている。
そこで、とりあえず手元にある名刺をひっくり返して、中小企業の社長さんやそれらターゲットになりそうな方々とパイプが深そうな人をリストアップして、ごあいさつのメールを送ってみた。
メールには、DCの導入支援をはじめたこと、興味があったり、あるような人がいたらまずは簡単に説明をするので、話を聞いてもらえないか?と文字情報だけで送った。
やはり返事はかんばしくなかった。いちばん多かったのが、「以前検討したがメリットがないのでやらない」という返事であった。
話しを聞くと連絡があったのは、そもそもDCについてよく理解していて、メリットも十分感じている人ほど、リアクションがはやくよかったのである。
要するにすでに内容をきちんと理解している人は、いい制度なので、しっかり話を聞いて、必要としている人がいたら、教えてあげようというスタンスで返事をくれた。それに対して、DCがなんなのかがわからない人は、メリットも理解していないので、理解するまえのリアクションにつながらないのだ。
こうしてみると、店主の最初の声のかけ方にもっと工夫が必要であったようだ。年金制度は専門家ではないふつうの人々にはやはり難解である。人事をかじった人でもしり込みをする人は多い。
そういったふつうの人々にどのように話をわざわざ聞くという行動を起こさせるのか、という工夫が完全に抜けていたのだ。
1枚もののパンフレットを、声がけした後に作ったのだが、いま考えてみると、すくなくてもパンフレットを作ってからそれと一緒に送るだけでも違っていたのではないか。
企業型DCといっただけで、ビジネスパーソンであれば、概要とそのメリットについて、みんな理解しているハズ!と思っていたが、そうではないということがわかったことがここ1ヶ月での気づきあった。