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仕事のすすめ方 No.32

4-2.業務指示の受け方

職場のコミュニケーションのなかで、最初に戸惑うのは上司からの業務指示です。教育係の先輩は年齢も近く、自分の新人時代の経験も最近なので、読者のみなさんの気持ちもよく理解でき、なにより若手なので、そんなに忙しくない状況の人が多いといえます。

 

一方上司の方は、新人だろうがベテランだろうが部下には同じように指示やお願いをしてきます。上司には当然、人によってクセやパターンがあるので、付き合いが長かったり、またベテラン社員のようにあたらしい上司のパターンなどをチェックしてさりげなくそれに合わせて行動を変えられる人は大丈夫なのですが、新人のときはそれがうまくできません。

 

だいたいの上司は自分のいいたいことや、自分基準でこれだけ伝えれば大丈夫だろうと思われる事項しか伝えてくれません。しかし職場や上司に慣れていない状況では、質問を切り出すことはかなり難易度が高いといえます。

 

そんなとき最低限確認しておきたいことは、その業務指示のアウトプットの期限です。この時間感覚のズレによるトラブルというのが結構多いのです。これは個人差がかなりあるところであり、人だけでなく職場によっても変わってきたりします。

 

 

経験してくるとだんだん身についてくるのですが、最初のうちはきちんと確認すべきです。そうすることで、いつまでにお願いした仕事が納品されるのかがわかるので、上司もイライラせずに済むのです。

 

それなら上司が指示をすれば? と思うかもしれませんが、新人以外はいわなくてもイメージしたタイミングで部下のみなさんが持ってきている状況では、なかなか気づかないでしょう。

 

一方的に「仕事が遅い」と思いこまれる前に予防線を張っておきましょう。