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仕事のすすめ方 No.40

5-2.仕事と作業

みなさんは仕事と作業の違いを意識したことはあるでしょうか。辞書的にいうと次のような違いがあります。

 

  • 仕事とは、「する事。しなくてはならない事。特に、職業・業務を指す」
  • 作業とは、「肉体や頭脳を働かせて仕事をすること。また、その仕事」

 

仕事とは、なすべき対象そのものを指しているのに対し、作業は仕事をなす行為を指しているといえます。

 

人事の領域においては、もっと明確な意味の違いをもって使い分けをしています。仕事とは付加価値をうむ行為を指す一方、作業というと、頭を使わず決められたことを決められたとおり単に行うことや、指示されたことを目的も考えずに漫然と言われたとおりにやっているだけで、そこに付加価値をうむ行為はない、というようなニュアンスです。

作業は前項の「手段の目的化した状態」でもあります。決められたことを一所懸命やってはいるものの、会社の経営的にみればまったく価値がない行為ということができます。

 

会社組織を構成するみなさんひとり一人がつねに目的を意識することで、決められたやり方が本当に効率的で正しいのか? という視点を持つことができます。その視点からしか会社という組織は成長していかない、ということを頭に入れて、日々の仕事にあたってほしいと思います。