AIにデータを読み込ませて分析や集計を依頼する際、意外と見落としがちなのが「ファイル形式」の選択である。人間にとっては、中身さえ正しければどの形式でも同じように見えるが、AIにはそれぞれ「得意な形式」と「苦手な形式」が存在するのだ。
AIが最も正確かつスムーズに読み取れる形式は「.csv」または「.xlsx」である。特に、余計な装飾や複雑な設定を排除した「.csv」形式は、データの構造が非常にシンプルであるため、AIにとって最も好ましい「ご馳走」といえる。
一方で、PDFや画像化された表、あるいはマクロが含まれた特殊な形式は、AIが構造を解析する際にエラーを起こしたり、読み取り精度が落ちたりする原因になる。
せっかく貴重なデータを準備しても、形式が適切でないだけでAIが実力を発揮できないのは実にもったいない。構造化された純粋なデータを扱うときはCSVを、計算式などの情報を保持したいときは最新のExcel形式(.xlsx)を選択するのが鉄則だ。
AIと円滑にコミュニケーションをとるための第一歩として、まずは「渡す箱」の形を整えることから始めたい。