気持ちのマネジメント
部下を「仲間」として受け入れることの力 人は誰しも、職場で「単なる作業の手足」として扱われていると感じた瞬間、心の中に小さな壁を築いてしまう。タスクを消化するための道具として見られていると感じれば、最小限の力で波風を立てずに過ごそうとするの…
部下との信頼関係は「約束」を守ることから始まる 「あの件、明日までに確認しておくね」と、すれ違いざまに交わした何気ない口約束。部下から催促されて忘れていたことに気がついたという経験はないだろうか。 日々の業務に追われていると、私たちはどうし…
対話の場で「弱み」を見せることの勇気 職場において、自分の「弱み」を他者に見せることには、とても勇気がいる。それは、わたしたちが本能的に自分を守ろうとする強い防衛機制を持っているからだ。 とくに職場のようにお互いの役割や能力が問われる環境で…
部下の「承認欲求」を満たすための小さな工夫 部下のモチベーションを引き出し、自律的な成長を促す上で、彼ら彼女らの「承認欲求」を満たすことは極めて重要だ。承認欲求が満たされることは、部下にとって心のエネルギーがチャージされることと同義なのだ。…
部下から「リスペクト」されるマネージャーになるには 組織の中の人間関係で信頼関係を築くためには、まずはお互いに相手をリスペクトすることからはじまるということに異論がある読者は少ないと思う。 それでは、どのようにすればリスペクトされるのだろう…
パワハラと受け止められる「指導」と「助言」の境界線 クライアント企業の方々とお話をしていると、「どこまでが指導で、どこからがパワハラになるのか分からない」という悩みをよく耳にするのである。コンプライアンスが厳しく問われる現代において、無理か…
「褒める」の次のステップ、部下の「成長」を語る SNSの広告などで、「称賛チャンネル」や「ピアボーナス」といったクラウドシステムをよく見かける。日々の小さな貢献に対して、スタンプや短いメッセージで感謝や労いを伝え合うものだ。 リモートワークなど…
部下の話をさえぎらず、最後まで聞くことの難しさ マネジメントの現場において、「部下の話を最後まで聞く」というのは、言葉にするほど簡単なことではない。これまで多くの管理職と向き合ってきたが、多くのリーダーがこの「相手の話をさえぎる」という罠に…
部下との「心理的距離」を適切に保つ方法 クライアントにうかがうと、マネージャー層からの「部下との接し方がわからない」という悩みを頻繁に耳にする。特にリモートワークと出社が混在し、ビジネスチャットなどのITツールでいつでも簡単に連絡が取れる現代…
答えを与えるのではなく「気づき」を促す 私たちは、いそがしいビジネスの現場において、部下の気づきを待っている余裕などなく、「即座に正解を与える」ことが日常の光景である。 しかし、人が本当に成長し、自律的に動くようになるのは、自らの内側からハ…
質問の仕方を変えるだけで、部下は自ら考え始める 最近、AIへの指示出しである「プロンプト」の重要性が叫ばれているが、人間同士のコミュニケーションにおいても「問いかけ」の質が相手の出方を大きく左右する。 原因を追及する「なぜ」という問いは、部下…
部下の話に「共感」を示すことの重要性 上司と部下の休憩室での会話。若手が「他部署との連携が上手くいかず、納期に間に合うかと本当に焦りました」と吐露したのに対し、上司は間髪入れずに「でも、それは事前の確認不足じゃないか? そこはこうやって改善…
コーチング理論を学ぶ前に知るべき「傾聴」の本質 高い受講料を払ってコーチングの講座に通い、最新の理論やフレームワークを熱心に学んでくるマネージャーの話をよく聞く。得たばかりのテクニックを駆使しようと、意気揚々と職場に戻り、部下との面談に臨む…
部下の「自己肯定感」を育てる言葉と態度 自己肯定感が低い部下がいて、いろいろと困惑しているという話をよくうかがう。そんな彼ら彼女らはいったいどのような気持ちなのだろうか。 自己肯定感、すなわちセルフ・エスティームとは、単に「自分は人より優れ…
部下の「沈黙」が意味すること 「これについてどう思う?」と部下に意見を求めたものの、「ええと……」と言葉を詰まらせて黙り込んでしまい沈黙が続く。自分の提案に反対なのか、あるいはやる気がないのではないかと、不機嫌さが顔に出てしまう。そんな場面を…
「部下は自分の鏡」という視点を持つ 部下に対し、「うちのメンバーは、言われたことはこなすが、主体性がなくて困る」などとなげくマネージャーは多い。そんなとき、昔からよく言われる「部下は自分の鏡」という言葉を思い浮かべてみたい。 なぜ、部下は上…
仕事の評価と、部下の人格を混同しない 「だからお前はダメなんだ」「どうしてそんなに気が利かない人間なのか」。こんな心無い言葉を部下に対してつい浴びせてしまった経験はないだろうか。 組織で働く以上、仕事の成果やプロセスに対する厳しいフィードバ…
部下が本音を語るための「雑談」とは マネジメントの立場で部下に本音を語ってほしいと雑談を試みることは多い。しかし目的どおり部下が本音を語ってくれた経験を持つ上司は、おどろくほど少ない。 こうした「上司の片思い」とも言えるコミュニケーションの…
「あの部下はわからず屋だ」と決めつける前に 先日ある企業のマネージャーから受けた相談を思い返していた。「うちの若いのが、何度言ってもこちらの意図を理解しないわからず屋でしてね」。ため息交じりにこぼした彼の言葉は、これまで店主が人事や組織開発…
部下を「無難」に育てることの罪 少し前の時代、職場のどこかには必ず、やたらと理屈をこねたり、時には上司の指示に「それは目的とズレていませんか」と正論で噛み付いてきたりする、いわゆる「面倒くさい若手」がいたものである。しかし最近は、そうした扱…
自分の意見がないように見える部下の本音を引き出す 会議で意見を求めても「とくにありません」としか言わない。自分の意見がないと思わざるを得ない部下を目の前にして、どうすれば本音を話してくれるのか?と考えた経験は誰にでもある。 今週はそんな場面…
部下の「役割をまっとうしたい」という気持ちを育む 自身の役割を認識して、しっかりと果たそうとするメンバーほど心強い存在はいない。どうすれば強力な役割認識と行動が起きるのか、今回は、その気持ちの動きに焦点を当ててみたい。 人は、単なる義務感だ…
部下が「指示待ち」になるのはマネージャーの責任である 「何度言っても部下が自分から動かない」「いつも指示を待っている」と悩むマネージャーは実に多い。人事や組織開発の仕事を通じて組織の様子を見つめていると、こうした部下の主体性やモチベーション…
あなたのチームに潜む「社員や部下を見下している人」の存在 「仕事はできるが、チームプレーが苦手」優秀な社員が陥りがちなパターンである。社内でも「仕事ができる」と評判で、数字に強く、論理的で、常に高い成果を出し続けてきた。会社からの信頼も厚い…
メンタル不調の新人との向き合い方と初期対応 若手のメンタル不調が増えている。ある調査では2023年の調査に続き10・20代が最多であり、2014年調査時の2倍の水準(18.4%から37.6%)に上昇しているという。彼ら、彼女らは急激な環境の変化やプレッシャーの…
努力しても報われないと感じる「頑張り続ける社員」の葛藤 どれだけ頑張っても、誰からも見向きもされない。暗闇の中で一人、終わりのない作業を続けているような感覚。 「どれだけやっても報われないんです」 よく聴く部下たちがこぼすこの言葉は、単なる愚…
なぜ、あの人と「合う・合わない」で片づけてしまうのか 「あの人とは合わないんだよね」。職場でそんな言葉を耳にすることがある。コミュニケーションが上手くいかない、話が噛み合わない、期待した反応が返ってこない。そんな時、僕たちは「合わない」とい…
部下の「好き・嫌い」という感情をマネジメントに活かす 今週は、多くのマネージャーが蓋をしがちなテーマ、部下の「好き・嫌い」という感情について考えていく。「仕事を選り好みするな」という精神論が通用しなくなったいま、この感情をどうマネジメントに…
仕事と感情を切り離せない部下への接し方 仕事と感情を切り離せずに悩んでいる部下を持つと、「どこまで踏み込んでいいのか」「どうすれば冷静に動いてくれるのか」と頭を抱えてしまう読者も多いと思う。 感情的になる部下を目の前にして、若さや経験不足が…
「納得しないけどあなたの言うことならやります」という信頼の形 これは組織で働く中で頻繁に起きるやりとりである。上司と部下、あるいは部門間の担当者同士など、日常のコミュニケーションに携わる人すべてが対象となる。マネジメントや社内調整で避けられ…