パワポの表機能は、Excelで作成した表を貼り付けるより、見た目がきれいで編集の自由度も高く、便利でよく使う機能のひとつである。
この機能を使って作成した表のデータを他のアプリで使おうと、コピペしようとしたが、うまく行かず断念した読者も多いのではないだろうか。
PPTに作成してある表を選択してコピーする。そしてExcelやWord、Outlookメールに貼り付けようとすると、そのままの書式ごとHTML形式で貼り付いてしまう。
「形式を選択して貼り付け」メニューを開いても、ダイアログボックスには選択肢は「HTML」形式しか表示されず、テキストのみの貼り付けができない。
テキストエディターであるメモ帳を開いて貼り付けようとすると、そもそもメニューが表示されず貼り付けることすらできない。
このような場合には、1アクション入れてテキストデータのみを抽出しよう。
まず、Excelにそのまま貼り付ける。前述のようにHTML形式でPPTで作成した表機能の書式も含め、すべて貼り付いてしまう。
そうしたらそのままExcelに貼り付いた範囲を選択し、再度コピーをして、別のExcelシートやアプリに「形式を選択して貼り付け」メニューを選択。そうするとExcelであれば「形式を選択して貼り付け」ダイアログボックスが無事表示され、「値」を選択することができる。
ほかのアプリでも同様である。参考書には書かれていないようなちょっとしたワザであるが、覚えておくと重宝する場面は少なくないのではないだろうか。