ピボットテーブルをそのまま渡さない
Excelのピボットテーブルは、大量のデータを人間が見やすく集計したり、分析したりするための非常に優秀なツールである。日々の業務で多用している読者も多いことだろう。しかし、AIにデータ分析を依頼する際、この集計済みの表をそのまま渡してしまうのは避けるべきだ。
AIは、人間がすでに見やすくまとめた結果よりも、その裏にある生の明細データを好む。集計済みのデータでは詳細な情報がすでに削ぎ落とされており、AIがデータの規則性や隠れた傾向を深く読み解くことができないからだ。
AIの真骨頂は、膨大な生のデータから人間が気づかないパターンを発見することにある。売上明細など、1行に1件の事実が記録された元のデータをそのまま渡すことで、はじめて精度の高い多角的な分析結果を導き出してくれる。
人間にとっての見やすさと、AIにとっての分析しやすさは異なる。この意識の切り替えが、AI活用の第一歩となるのである。