Excelで表をつくるとき、またシミュレーションをしながら係数や計算式を設定していく場合など、後から表を見返したときに、なぜこの係数や計算式を設定したのか、思い出すのに苦労することは少なくない。
こんな場合に便利なのが「セルのコメント」機能だ。
使い方は簡単だ。コメントをつけたいセルをアクティブにして、「校閲」タブ－「コメント」グループ－「新しいコメント」をクリックする。すると、アクティブにしたセルに紐づいてクリーム色の付箋のようなテキストボックスがあらわれる。
あとは、必要なメモを入力するだけ。入力が終わって、ほかのセルをアクティブにすると付箋は消え、コメントをつけたセルの右上に赤い三角のマークがつく。これがコメントが挿入されている印である。
あとからコメントを見返したいときは、ポインタを該当のセルに当てるだけ。そうするとコメントが表示される仕組みである。
コメントを後から編集したい場合、同じ「コメントグループ」－「次へ」をクリックするとシート内に挿入されているコメントを順番に表示してくれる。編集したいコメントが表示されたら、「コメントグループ」－「コメントの編集」をクリックするとテキストボックスが編集可能な状態になる。
コメントの削除も同様の手順で対象のコメントを表示して削除するだけ。
この機能は備忘メモとして重宝する。フル活用して以前につくったシートの解析時間を省きたいものである。
