役員合宿
先週末は店主が社外監査役をつとめさせていただいている新卒採用コンサルティング会社の取締役会&役員合宿で小田原まで行ってきた。
当初、年に1回の役員メンバーの慰労を兼ねた旅行という話だったのだが、会長からせっかく役員全員が集まるので、ちょっとメニューを考えてみては?というアドバイスがあったようで、社長が気合いが入ってしまい、まじめな会議目いっぱいの合宿となったのだ。
ちなみに会議のアジェンダはこんな感じである。
【1日目】
(AM)定例取締役会
(PM)役員合宿
- 取締役人材要件の共有
- 無責任会議
- トレーニングプランの作成
- プランの発表・フィードバック
【2日目】
(AM)役員合宿
- プラン修正案の発表・フィードバック
アジェンダの中で「無責任会議」というものがあった。店主もはじめて参加したのだが、議論が盛り上がる工夫が詰め込まれている者であった。
発表者1名が課題を発表し、それに対して他のメンバーがアドバイスを行うのだが、まずネーミングに工夫がある。「無責任」ということで発表者の顔色を気にせず発言できる。また発表者の顔が見えないように隣のテーブルに参加者に背中を向けて話をアドバイスを聴くのだ。
また、3つめにある「OKメッセージ」というのも、ひと工夫である。発表者に対し、質問を投げかけて深掘りをした後、参加者一人ひとりが発表者をほめるのである。
会長が「これは不要では?」といったのだが、そこですかさず社長が「褒められることで、自分が認められていると認識し、そのあとのアドバイスを受入れやすくなるのだという。真理である。
このような感じで役員陣が発表者になって自身の課題を共有しつつ、みんなでアドバイスをしあった。その結果も踏まえて、各自トレーニングプランを練ったのであった。
2日間を通じて、ひさびさに有意義な議論と時間を過ごすことができた。
ひとりで仕事をしていると、こういった時間はとても貴重である。いまから来年の合宿が楽しみになってきたのであった。