【企業】最大23%の賃上げを実施
串カツ田中HDは1月20日、社員の待遇向上と人材投資強化を目的として、賃上げを実施すると公表した。対象はグループ在籍の正社員約5百名、ベア、定昇、手当改定などで平均 4.7%、最大 23%の昇給率となる。実施は本年1月より。
【調査】テレワーク実施率は14.6%で過去最低を更新
日本生産性本部は1月30日、第16回「働く人の意識調査」の結果を公表した。概要は以下のとおり。
- 現況:景況感は「どちらとも言えない」が微増、感染不安は増加に反転
- 働く人の意識の変化:職場における生産性向上の取り組みは「効率化」が上位
- キャリア形成と人材育成:転職意向は4割弱で推移
- 働き方の変化:テレワーク実施率は過去最低を更新、自宅勤務の実施希望は4割以下
【調査】「人件費高騰」の倒産が急増、人手不足が深刻に
東京商工リサーチは2月3日、2024年の企業倒産件数について、分析結果をHPで公表した。2024年に「人手不足」が一因となった倒産は、2013年以降で最多の289件(前年比81.7%増)に達した。「求人難」が114件(同96.5%増)、「人件費高騰」が104件(同76.2%増)、「従業員退職」が71件(同69.0%増)で、いずれも最多を更新した。特に、無理な賃上げで人件費上昇に耐えきれなくなった倒産が増えており、適正な価格転嫁など収益強化への投資・支援が急務になっているとしている。