Cafe HOUKOKU-DOH

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IVYおじさんの創業日誌

この前の週末の日曜日、天気もよく、東京に開花宣言も出たのでカミさんと2人、クルマで散歩に出かけました。

 

午後から出たので近所にっていうことで、東横線多摩川駅にある多摩川浅間神社多摩川台公園に行くことに。

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いまから30年近く前、勤めていた工場が武蔵小杉駅から歩いて15分のところにあり、マンションを多摩川浅間神社のななめ向こう岸の川崎市中原区新丸子八幡町に借りていました。

 

なので、この丸子橋界隈は勝手知ったる街なのですが、多摩川浅間神社に来るのはなんと初。東横線の電車から見ると駐車スペースがあるように見えたので、それを信じてクルマで向かいました。

 

丸子橋から多摩堤通に左折し、すぐにある信号を右に入ると、東急多摩川線の踏切手前を左へ入るようにななっており、そこが神社の入り口でした。

 

急な坂を上っていくと10台ほどの駐車スペースがあり、この都会にしてはめずらしくゲートもありません。

 

クルマを止めてさっそく神社へお詣りをしにいくと、お宮参りの家族が数組、写真撮影をしていました。天気がよくてよかったとカワイイ赤ちゃんを見ながら、お詣りをすませます。神社の横に社務所の屋上がつながっていて、そこから多摩川と武蔵小杉方面が一望できる展望広場になっており、しばし景色をながめていました。

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多摩川の丸子橋界隈は、店主にとって新婚生活をスタートさせた土地であり、ビジネスパーソンとしても入社2年目から4年目までを過ごした土地です。ふるさとにでも戻ってきたような感じがして、とても落ち着ける街でもあります。

 

先日、新丸子の駅から当時住んでいたマンションまで歩いてみたのですが、25年以上経つのに意外と街並みは当時の面影を残していました。店主が住んでいたマンションは、多摩川川崎市側で、川沿いを走る多摩沿線道路に面していて、ひと晩中ひっきりなしに走るトラックの音で、テレビのボリュームはつねに半分以上まで上がっていました。

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このマンション、1階が大家さんがやっている酒屋さんで、晩酌大好きな店主にはとても好都合でした。友人からは「お前のマンション1階には大型冷蔵庫が備え付けてある」なんてよくからかわれたものですが。

 

一方でまったく変わってしまったところもあります。多摩川を渡る東横線は、目黒線が日吉まで乗り入れるようになって複々線化され、東京メトロ東武西武鉄道などの電車で色とりどりです。

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それにもまして変わったのは、やはり武蔵小杉のタワーマンション。神社から見ると手前の昔ながらの住宅街とのコントラストがまるで、むかし見た松本零士宇宙戦艦ヤマトの作者です)のコミックに描かれていた未来都市のような感じです。

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店主は生まれが川崎市幸区で、2才まで住んでいました。その後父親の実家の仙台に移って大学まで過ごしたのですが、新卒で就職して最初の配属先が川崎工場でした。そして25年後、転職して本社に転勤になってまた東横線沿いに住むことに。

 

なにか人生の節目節目を東横線沿線で迎えるような運命を感じて、神社への散歩から帰ってきたのでした。