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IVY Note No.15

アイビー的シャツ

ボタンダウンシャツに代表されるシャツは、IVYを感じさせるアイテムである。今週はIVY的シャツのパターンを見ていきたい。

 

ドレスシャツ

IVYのドレスシャツの柄としては、無地が基本で、そのほか例外的にタッターソール、ロンドンストライプなどのクラシカルパターンが許されている。

 

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タッターソールとは、赤と黒や青と黒などの2色づかいの上品な柄である。ドレスシャツの柄として有名だが、本場英国ではオッドベストが代表的である。その名の由来は、ロンドンの有名な馬市場の創業者リチャード・タッターソール氏のからきていて、その市場に各地から集まってきていた馬喰たちが身についていたベストの柄だったようだ。

 

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ロンドンストライプは、その名のとおりロンドンで働くビジネスパーソンが好んで着ていた柄からきている。もともとはロンドン・ビジネス・ストライプと呼ばれていたともいう。

 

スポーツシャツ

カジュアルなパターンは、ドレスにくらべると幅が広く楽しめる。とはいってもやはりIVY、こちらも基本的にクラシカルなパターンに限られるのである。先頭バッターとしては、アイビー臭さプンプンのギンガムチャックは外せない。そのほかにボールドストライプ、マルチストライプなどがある。

 

ギンガムとは平織綿布のことを指す。したがって、チェックだけではなくストライプなどもあるのだが、IVYアイテムといえばやはりチェックである。赤と白、青と白などが代名詞である。この一枚を着るだけでとたんにIVYしてくる不思議なシャツである。

 

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同じストライプ柄でも線が太く、生地がオックスフォードクロスになると、とってもカジュアルなIVYアイテムになってくる。ボールドストライプである。半袖のプルオーバー(かぶって着るタイプ)の裾を出してチノパンなんかと合わせると、夏IVYとしてとってもさわやかな感じのコーデができあがる。

 

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夏は薄着になるため、カジュアルでは楽ちんなTシャツ一辺倒になりがちである。そこを襟のついたシャツを数枚着まわすことによって、グッとコーデの幅が広がるし、ジャケットなどとの相性も良くなる。この夏は、お気に入りの一枚を手に入れてみてはいかがだろうか。