ワードローブチェックリスト
今週も引き続き春物ワードローブを見ていきたい。
オックスフォードB.Dシャツ(タッターソール)
どの季節でもアイビーアイテムとして欠かせないのがB.D(ボタンダウン)シャツである。英国で人気のポロ競技において、馬上の選手が着ていたシャツの襟が、風にはためいているのを見て、襟先をボタンで留めることを思いついた、という逸話は有名だ。
とくに春先から初夏にかけては、シャツ+上着といったレイヤードで朝晩と日中の寒暖差を調節するので、上着を脱いでシャツ1枚で過ごす機会も増え、また過ごしやすい。シャツの存在感が増す時期である。
B.Dシャツはプレーンな単色であれば、ブルー、ピンク、イエロー、ホワイトといったところが定番となる。単色を何色かそろえた次のステップとしては、ぜひタッターソールにチャレンジしていただきたい。
ホワイトをベースとしたレッドやブルーとブラックの細い格子柄は、単色のシャツとはまた違った表情を見せてくれる。またホワイトを基調としているので、どんな色の上着やボトムスにも合わせやすい。ぜひ1枚手に入れたい。
ギンガムチェックB.Dシャツ
シャツをもう1枚といわれて、つぎに取り上げるならばギンガムチェックだろう。ギンガムとは平織のことで、「たて糸」と「よこ糸」の繊維を交互に織った生地。単純な織り方なので通気性が高く、軽い生地となりさわやかな印象を与え、これからの夏にかけてはピッタリのシャツ素材である。
色は、ホワイト地にレッドやブルーの格子柄がメジャーであり、アイビーっぽい。前述のタッターソールはもともとドレスシャツの柄だったのにくらべるとかなりカジュアル度合いが増してくる。
ボトムスとの相性は、カジュアルなコットンパンツやホワイトジーンズなどがいい。上着もジャケットよりブルゾンやスエットシャツといった方が似合う。コーデをカジュアルに振った方がフィット感が高い。
スエットシャツをTシャツの上にじかに着るのは楽でいいのだが、そんな着こなしにちょっとだけ変化を付けるには、今日ご紹介したカジュアル度合いの高いシャツをあわせたい。多少の上品さが加わり、おとな向けのカジュアルになってくる。
今シーズンは、これまでのワードロープにシャツを1枚加えてみてはいかがだろうか。