Cafe HOUKOKU-DOH

~ホッとひと息的な読み物でブレイクするサイト~

IVYおじさんの創業日誌

ファイナンシャルプラン個別相談会

クライアント企業の1社が4月から企業型DCを導入することになっている。制度スタートまで2ヶ月とせまった先月末に、制度導入に関する説明会を開催した。

 

説明会は、パートナー企業の代表が解説している動画を個別に視聴してもらい、Webでの質問会を開催し、不明な点を説明した。

 

動画は、制度編と投資教育編からなり、それぞれ45~50分となっている。いそがしい社員のみなさんなので、とりあえず制度編のみを視聴してもらった。本来なら投資教育編の方が内容が濃く、おススメなのだが、2本見てねとお願いすると、両方見ない可能性があったので、とりあえず1本のみ必須とし、2本目は投資商品を選ぶ段階で見てもらうことにした。

 

計画が大切

制度説明の動画ではあるものの、そもそも企業型DCとはどういった商品かを説明する前に、人の一生におけるお金の位置づけや計画の大切さを理解してもらい、その手段としてさまざまな金融商品があるということを理解してもらう内容になっている。

 

 

なにごともそうだが、やはり行き当たりばったりでは物事うまく行かない。仕事に関しては、若い時代に自分に投資をして、知識やスキル、経験を得て専門性を磨いていくといったキャリアプランを描く人も多くなってきたが、そういった人でもお金には無頓着なひとが多い。

 

やはり、キャリアプランと同期してライフプランをベースにファイナンシャルプランをつくることが大切だということを、店主自身も遅ればせながら、今回企業型DCを扱うにいたって理解することができた。

 

投資は手段

現役時代は、計画がなくても毎月入ってくる給料やボーナスでなんとかやりくりできる。しかし、収入が約束されなくなるリタイヤ後は、やはり計画が必要になってくる。

 

お金が人生の目的という人は少ないと思うが、一方で人生お金がないとはじまらないというのも現実である。とくにリタイヤ後の安心した生活を考えるとある程度の資産は必要になってくる。

 

わが国における「投資」のイメージはかなりミスリードな感じがする。どうしても株式の短期売買などが思い浮かび、素人が手を出すと失敗して損をするあぶないモノ、といったイメージである。

 

しかしプロにいわせると、株式の短期売買などは投資にあらず、ゲームだという。投資における原則をきちんと理解して、リスクを最小化しつつ、資産価値を最大化することが重要なのだそうである。

 

米国はわが国にくらべ投資がさかんであり、その結果資産価値がこの20年でわが国が約1.2倍なのに対し、約2.7倍にもなっている。しかしながらこれは、米国人が金融リテラシーが高い訳でなく、国が政策として企業型DCのお手本となった401Kなどの金融商品をある意味強制的に加入させた結果なのだそうだ。

 

 

目指すのはお金の自律

こういった正しい知識に基づく投資を通じて、資産をきちんと運用していき、やりたいことを実現できる原資を確保しておく、というのが「お金の自律」である。

 

日本人はともするとお金という言葉を口にすること自体がはばかられる、といった民族性があるが、お金を目的とするのではなく、人生の目的を達成するための手段ととらえ直すことで、そんなにお金を確保することに抵抗感がなくなるのではないだろうか。

 

老後の資産形成には最適なDC

DCの特徴は、「60才まで開けられない貯金箱」である。それと引き換えに大きな税制上の優遇措置が与えられている。

 

なので、「老後の資産形成」といった目的の場合、最優先に使うべき手段なのである。こういったところも含めて、金融リテラシーを上げて、人生の目的を達成するための手段を確保していきたい。

 

なお、投資教育の動画を見て勉強したい読者は、店主まで連絡をいただきたい。有料投資セミナーレベルの動画をシェアさせていただく。