【企業】セカンドキャリア支援制度を導入
マツダは4月22日、従業員の自律的なキャリア形成を支援する新たな人事制度の一つとして、「セカンドキャリア支援制度」を導入すると公表した。50~61歳の間接正社員が対象で募集人数は5百名。今年と来年の6月と12月の4回受付を予定。支援内容は、再就職の支援、引越し支援や割増退職金の支給。これまでの経験や専門性を活かしながら、自らの意志で自律的にキャリアを描き実現することの後押しを進めるとしている。
【調査】中小を中心に活動する学生が増加、初任給引上げ影響か
マイナビは4月15日、2026年卒業予定の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2026年卒大学生キャリア意向調査3月<就職活動・進路決定>」の結果を公表した。概要は以下のとおり。
- 3月末の内々定保有率は54.6%で前年比7.2pt増
- 7割以上の学生が、最も入社意志の高い内々定先のインターンシップ・仕事体験に参加
- 中小企業を中心に活動する学生が増加。給与への関心が高まるなか、中小企業の初任給引き上げが影響か
【調査】管理職育成課題を調査
東京商工会議所は4月21日、「企業の人材育成担当者による新入社員・若手社員・中堅社員に対する意識調査」の集計結果を公表した。概要は以下のとおり。
- 管理職候補の中堅社員の管理職への育成に関する企業としての課題として、「管理職になることを希望する中堅社員が少ない、以前よりも減った(34.5%)」、「上長の育成力・指導意欲が不足している(32.1%)」、「管理職候補になる人材が育っていない・対象者がいない(29.7%)」を挙げる企業が多い
- 管理職候補の中堅社員が管理職になるにあたり特に身につけて欲しいスキルや知識として、「後輩・チームメンバーの指導・育成力(47.7%)」、「業務管理・進捗管理能力(46.4%)」、「課題解決力・問題解決力(36.9%)」を挙げる企業が多い
【調査】初年度平均年収24.万円増加で調査開始以降最高
マイナビは、「正社員の平均初年度年収推移レポート」と「正社員求人件数・応募数推移レポート」について、2025年1-3月の総評を公表した。『マイナビ転職』に掲載された求人の「平均初年度年収(未経験・経験者求人別)」、「求人件数・応募数」の推移を調査したもの。概要は以下のとおり。
- 2025年1-3月の平均初年度年収は483.9万円で前年同時期から24.0万円増。調査開始(2018年)以降、最高額を更新
- 経験者求人件数は前年同時期比で175.7%。増加率が最も高い職種は「コンサルタント・金融・不動産専門職(214.4%)」
- 経験者求人の割合が高い業種は「IT・通信・インターネット(62.7%)」が最多。未経験求人では「運輸・交通・物流・倉庫(84.9%)」が8割超で最多
- GWなど長期休暇に繁忙が予想されるサービス・レジャー業の求人件数は前年同時期比119.4%。平均初年度年収は15.2万円増