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仕事のすすめ方 No.86

9-3.アイデアの引き出し

イデアを出せ、とかあの人はアイデアがどんどん出てくるなどとよくいわれますが、アイデアってどうすれば出てくるのでしょうか。

 

イデアとはなにもないところにただ頭をひねっただけで突然出てくるものではありません。イノベーションがかけ算で起こるように、アイデアもまたかけ算でしか出てこないのです。

 

ではなにになにをかけるのか。知識というものに、必要性であったり、目的であったり、こうあったらいいなという想いであったり、そういったものをかけ算することで、はじめてアイデアが浮かんでくるのです。

たとえばA社ではこんなしくみを導入していた、するとうちの会社がいまやりたいことを考えてみると、A社のしくみのいくつかを変えれば、うちの会社にも使えるのでは? といった感じです。それじゃマネじゃないか! という読者もいるかと思います。そうです。マネです。ゼロベースで考えてなにも出てこないより、いいしくみだと思ったら、とりあえずトライしてみることです。そこからスタートして熟成し、いいものにしていけばいいのです。

 

ヨーロッパに産業革命が起こったのは、あの狭い地域にたくさんの国々がひしめき合いながら、あたらしい発明が出るとそれを周囲の国々が模倣を競い合ったといいます。模倣されたら、それをまた模倣し返す。その繰り返しが科学技術の目覚ましい進歩を生み出したのです。

 

イデアの引き出しは、机での勉強だけでは満たされません。なにごとにも興味や関心をもって毎日を過ごす。そのような習慣を身につけることで引き出しを満たしていきましょう。