Cafe HOUKOKU-DOH

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IVYおじさんの創業日誌

シンポジウム

先週金曜日、店主が監査役をつとめさせていただいている新卒採用コンサルティング企業が主催するシンポジウムに参加させていただいた。

 

コロナ禍を経て4年ぶりにLiveでの開催だという。店主も振返ってみると、もうそれ以上のあいだ、Liveのセミナーなどに参加した記憶がない。

 

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この日は主催者メンバーのお言葉に甘えて、イチ参加者としてシンポジウムを拝聴させていただいた。テーマは「定着のために必要な組織論、定着につながる採用論」。基調講演はなんと元Jリーグチェアマンの村井満氏である。

 

村井さんは、主催者の株式会社パフの会長である釘崎さんとは旧知の仲で、以前からいろいろとお話はうかがっていた。というより、2006年に店主が人事課長に昇進した際の仕事はじめで、この企業の会社説明会で寸劇をお願いされ、村井さん役を演じたという、ご縁なのだ。

 

 

約2時間のシンポジウムは前半の基調講演と後半のパネルディスカッションの2部構成だった。村井さんのお話は、やはり、期待以上のすばらしい内容で、参加後の「いいお話を聴いた」という充実感は、店主の経験のなかでほかに記憶がない。

 

いつも思うことだが、いい本を書かれる方やステキな講演をされる方に共通するのは、

 

「本質を簡潔な言葉でわかりやすく表現する」

 

ということなのである。

 

店主のような凡人が、経験則などからなんとなく感じていることを、わかりやすく、かつ覚えやすく表現される。そして、その理由をロジカルに説明してくださるのである。

 

その「本質を簡潔な言葉でわかりやすく表現した」文言のみで、これまでのたくさんのご経験や、さまざまな場面で起こる事例などを説明するのである。

 

これこそ、自らが経験の中で考え抜いた「本質」だからこそできることだと思う。そしてその本質というのは、われわれ聴く人々に腹落ち感を与えてくれるのだ。

 

店主も「本質」を語れるようになりたいと思いながらシンポジウムから帰ってきたのであった。