Cafe HOUKOKU-DOH

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IVYおじさんの創業日誌

筆記用具

最近、永年愛用していたシャープペンが壊れてしまった。仕事中にテーブルから落としたのだが、樹脂製の本体がペン先から1cm上あたりの場所からポッキリ折れてしまった。

 

何とかならないかと考え、折れたボディ同士をエポキシ系接着剤でくっつけ、自分で修理してみた。調子よく使えていたのだが、やはり2週間ともたなかった。軸先には芯を出すためのスプリングのテンションが、かなりの強さがかかっており、そのテンションには耐え切れなかったのだ。

 

 

このシャープペン、一体いつから使っているのか思い出せないくらい、長い間使っていた。記憶をたどっていくとおそらく20年以上前の、はじめての新宿本社での単身赴任時代だったように思う。

 

購入したのはたしか上野のアメ横なので、並行輸入品はまちがいなく、正規品かどうかもあやしい品物である。それでも店主はこのシャープペンがつかいやすくずっと愛用してきた。

 

今となっては体の方がこのペンに慣れてしまったようにも思うが、樹脂製のペンの重さ、軸径の具合、小ぶりな長さ、そしてなにより日本製にはない0.7mmという芯の太さ。

 

0.7mmの太さは、アルファベットの筆記体を書くユーザー向けの欧米メーカーに多いそうだ。別にアルファベットを書くわけではないのだが、この0.7mmの芯に慣れてしまうと、これに適した筆圧になってしまい0.5mmでは折れまくり書けないのである。

 

店主は仕事でメインに使う筆記用具は、ボールペンではなくシャープペンを使ってきた。理由は自分でもよくわからないのだが、ボールペンにくらべて書き心地が良かった記憶がある。その書き心地も、これまで使ってきたモデルの特徴である、樹脂のボディの軽さと絶妙な軸の太さ、そして何より0.7mm芯のおかげだったような気がしている。

 

このシャープペン、内部の機構部品が何度か破損し、すでに絶版になっているため修理もできないことから、フリマアプリで何度となく同じモデルを購入し、部品だけ入れ替えて使い続けてきた。

 

 

しかし今回はさすがにシャープペン本体のボディの破損である。同じモデルを探してみたのだが、絶版から年月がたっていることもあり、以前に比べ価格が2~3倍になっている。

 

さすがに中古品をそこまでの値段を出し買う気は起こらない。ほかの海外メーカーも含め代替品を探してみたのだが機能性とデザインを兼ね備えた0.7mmのシャープペンというのは本当に少ない。結局、候補にあがったのは同じモンブランの現行品。

 

デザインは若干違うが軸の太さといい、ボディの大きさとなど、これまでのものとほぼ同じ感じである。使いやすそうなのだが、1万円そこそこで手に入ったのに対しそれの6倍から7倍するのだ。

 

半値以下の中古品も考えたのだが、カミさんに相談すると「筆記用具は書きグセが付いているから中古はやめた方がいい。長く使うものなのだから、そのくらいの金額は払う価値あるのでは」とアドバイスをいただいた。今度の週末あたり伊東屋にでも実物を見に行ってみることにしよう。