【企業】対話型AI面接で24時間一次選考が可能に
ベビーシッター・家事代行マッチングサービスのキッズラインは2025年10月1日、採用支援企業のPeopleXが提供する対話型AI面接サービス「PeopleX AI面接」を導入したと公表した。導入の狙いは、一次選考をAI面接に置き換えることで、応募者の利便性を高めつつ、採用担当の業務負荷を軽減することにある。このAI面接は、24時間365日いつでも応募者が面接を受けられるようにし、応募機会の拡大と選考ハードルの低下を実現する。加えて、AIによる評価に基づく公平性の担保と、採用担当が二次以降の選考に集中できる体制構築も目的として挙げられている。キッズラインにおける選考フローは、一次選考をAI面接＋書類選考とし、二次選考でロールプレイング型選考やWebテスト、最終選考でサポートモニタリング・振り返り面談を行う形に整理された。なお、募集職種ごとの質問は150種類の中から設定可能で、録画データ・文字起こしによる評価レポートを企業側が参照できる機能も備えている。
【国税庁】年末調整がよくわかるページを開設
国税庁は９月24日、「年末調整がよくわかるページ（令和７年分）」を開設したと発表した。同ページは、令和７年分の年末調整手続に関する最新情報をまとめた特設サイトであり、手順を解説する動画、パンフレット、各種様式などを閲覧・入手できる。当初、10月頃の公開予定とされていたが、改正点が多いことを踏まえ前倒しで整備された。特に本年の年末調整では、基礎控除の見直しや通勤手当に係る非課税限度額の改正が予定されており、実務担当者は注意が必要とされる。今後、改正内容や対応方法などの最新情報が順次追加される見込みである。担当者は、本ページを活用し早期に改正内容を把握することで、年末調整業務の正確な実施が求められる。
【調査】管理職への期待と現実にギャップ
リクルートマネジメントソリューションズは10月１日、「マネジメントに対する人事担当者と管理職層の意識調査（2025）」を公表した。人事担当者300名と管理職層を対象に実施し、管理職に関する課題や期待像を分析した。結果では、人事・管理職ともに7割超が「管理職候補の不足」や「メンバー育成」に課題を感じており、６割以上が「自律共創型組織」への転換の必要性を認識している。現状は「実務推進型」「組織管理型」が主流である一方、企業は「企画開発型」「創造革新型」人材の育成を志向しており、理想と現実のギャップが明らかとなった。
