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人事屋修行記(第55話)

転勤

人事情報システムの立上げも無事におわり、統一チームのメンバーと、並行して実務で給与計算をしていたメンバーとで構成される給与管理課という正式な組織が4月1日付で発足しました。メンバーはチームメンバーの大半がそのまま引き継ぎました。

 

店主は、チームを引っ張り、システムを立ち上げたので、そのままこの部門に残るつもりでいたのですが、本社人事の先輩から「お前がそのままいると、他のメンバーが萎縮して人が育たない。お前にはもっと他にやってもらうことがある」とやんわり本社への転勤をほのめかされました。

 

 

年度の切り替わりは、システムの立ち上がり当初ということもあり、バックアップとして新しい組織をフォローしながら、本社へも出張し徐々に仕事を切替えていきました。そして業務がひと段落した6月に本社へ正式に転勤となりました。

 

当時の本社は新宿駅の南口にあり、高島屋からほど近い10階立ての雑居ビルで、吉野家さんの本社も入っていました。たまにエレベーターで当時の安部社長と一緒になることもあり、お昼に牛丼食べるのかと思いきや、我々もよく行っていたお蕎麦屋さんがお気に入りだったようです。

 

当時の本社は、人事企画室、経理部、関係会社室、本社総務課の4つの部門があり、およそ30名強の従業員が勤務していました。ボクが異動になった当時の本社総務課は役割でいうと、本社総務、法務、人財開発、人事、海外人事、秘書などの業務を担っていて、部長、課長のほか12名で構成されていました。

 

 

人事領域のメンバーとしては店主を含め5名で、人事労務、採用、海外、秘書、本社総務の領域をカバーし、その中で店主は、人事労務を担当することとなりました。

 

この転勤が店主のキャリアにおいては、工場人事から本社人事への異動であり、大きな転換点でありました。以降現在まで、本社人事をずっと歩んでいくことになるのでした。

 

つづく…